サ責の仕事は多岐にわたりますが、大きなところではケアプランに基づいた訪問介護計画の作成があります。他にもヘルパーさんの指導教育や、利用者と事業所を総合的につなぐパイプの役割も担っています。
サ責の仕事は利用者やその家族、事業所スタッフや関係機関の人など、常に人と接する機会が多いです。そのため、相対する人に応じた接し方が重要になってきます。そのための工夫を考えたり、コミュニケーションを通じてわかりあえたり、理解しあえたりといったことを実感できるのは、サ責として働くうえでの大きな魅力です。「話してみたら良い人だった」「最初はとっつきにくかったけど、コミュニケーションをとるうちに仲良くなった」ということはよくあるようです。
また、ヘルパーをはじめとするスタッフの教育や指導の仕事を通じて、自分もステップアップしていけるという点も、サ責ならではの大きな魅力といえます。人になにかを教えるためには、最低限自分の中で理解をしておく必要があります。そのため、仕事を通じて自然と勉強する機会も増えることになります。自分の知識や知見を、気がつかないうちに増やすことができるのも、魅力の1つといえます。
他の魅力としては、利用者やスタッフの不安・悩みを受け止める立場として、相談してもらいやすい点が挙げられます。悩みや不安を共有し、改善に向けてみんなで一緒に考えていくことを推進するのもサ責の仕事です。相談を通じて、相談相手との信頼関係が築きやすいといったところでは、やりがいを実感できる仕事だといえます。